リンクスインターナショナルは4日、3Dプリンタで造形した手のひらサイズのドクロ型デスクトップPCケース「LIVA BORNE(リーバ ボルネ)」を発表した。小型デスクトップPC「LIVA」の基板を内蔵でき、ケースのみの販売は税込9,980円。OS・基板込みの組み立て済み「LIVA BORNE」は、30台限定の受注生産となる。3Dデータは無償公開。

LIVA BORNE

「LIVA BORNE」は、3Dプリンタで造形した量産型ドクロPCケース。LIVA-C0-2G-32G-W-OS、LIVA-C0-2G-64G-W-OS、LIVA-C0-2G-64G-WなどのLIVA基板に適合し、ツールレスで基板の取り付け・取り外しが可能。正面から左右へ開く形で開閉し、電源スイッチは前歯部分。また、鼻の穴からオーディオジャックを接続できる。専用スタンド「悪魔のスタンド」も、税込3,500円で提供する。

「LIVA」の基板

正面から左右に開いて基板を着脱する

鼻の穴からオーディオジャック。ヘッドホンスタンドにも良さそうだ

LIVA BORNEの3Dプリンタ出力には、ドイツEOS社の業務用3Dプリンタ「FORMIGA P110」を使用。生産には、DMM.makeのクラウドソーシングサービスおよび、3Dプリンタ出力サービスを利用した。

なお、価格はかなり戦略的な様子で、特設サイトで公開されているQ&Aでは「造形コストしか反映しておらず、さまざまな制作費用などを含めるとかなりの赤さです」「幻の企画として、2度と手に入らないかもしれません」という裏話が公開されている。

無償の3Dデータは特設サイトから、「LIVA BORNE」本体はDMM.makeクリエイターズマーケットから、OS・基板内蔵の完成品はAmazon.co.jpから購入できる。

「LIVA BORNE」のラインナップと価格