女優の神楽坂恵らが3日、東京・内幸町のイイノホールで行われた映画『みんな!エスパーだよ!』(9月4日公開)の完成披露試写会に出席し、上映前に舞台あいさつを行った。

映画『みんな!エスパーだよ!』で共演した安田顕(左)と神楽坂恵 (C)若杉公徳/講談社 (C)2015「映画 みんな!エスパーだよ!」製作委員会

超能力研究の第一人者・浅見教授を演じた安田顕は欠席だったが、冒頭ではスクリーンにメッセージ映像が映し出された。安田は「昨日飲み過ぎましてね。イイノホールにたどり着けませんでした」と笑いを誘うと、「みんな! エスパーだよ!」の掛け声で本作でメガホンを取った園子温監督をはじめ、劇中衣装に身を包んだ主要キャスト(染谷将太、真野恵里菜、池田エライザ、マキタスポーツ、深水元基、柾木玲弥、高橋メアリージュン、神楽坂恵)が登場した。

浅見教授の助手・秋山多香子役を演じた神楽坂は、現場で"ギリギリまで頑張ったこと"について、「ずっと安田さんと一緒でした」と語りはじめると、スクリーンには神楽坂の谷間を凝視する安田の劇中シーンが映し出され、観客は大笑い。「ずっとこうではないですけど」と否定しながらも、「みなさんが思っている以上にこれはだいぶ距離が近い。凝視されると笑っちゃうので遠くを見るようにしていました」とその写真に笑顔で説明を加えた。

また、その安田と共演シーンが多く、時には待ち時間もあったことから、自然と会話も増えたという。待機時間が長くなりがちだった主な原因は、2人以外の妄想シーンなど。しかし、神楽坂にとっては「生い立ちからいろいろとおしゃべりをして。充実した時間を過ごさせていただきました。(安田さんのことが)結構分かりましたし、私のことも聞いていただきました」と貴重な機会だったようだ。

本作は、漫画家・若杉公徳の同名漫画を原作に、2013年4月よりテレビ東京で連続ドラマ化された『みんな!エスパーだよ!』の劇場版。映画では、主人公・鴨川嘉郎(染谷将太)らエスパーたちが能力に目覚めた理由が明らかになるとともに、チームエスパーが迫りくる世界危機に立ち向かう姿が妄想混じりで描かれる。

前列左から神楽坂恵、池田エライザ、染谷将太、真野恵里菜、高橋メアリージュン、後列左から園子温監督、深水元基、マキタスポーツ、柾木玲弥