アクト・ツーは7月31日、USBポートを2基備えた「iUSBport CAMERA 2」を発売した。キヤノンとニコンのデジタル一眼レフカメラと接続すると、USBメモリやUSB HDDのほか、スマートフォンにも撮影データをWi-Fi経由で保存できる。直販価格は税別34,800円だ。従来モデル「iUSBport CAMERA」のユーザー向け優待版は税別29,800円。

iUSBport Camera 2

iUSBport Camera 2は、付属のケーブルでカメラとUSB接続して使う。Wi-Fi(無線LAN)機能を持ち、スマートフォンなどへ撮影データを無線で転送可能だ。USBポートを2基備え、USBメモリやUSB HDDといったストレージを接続すれば、カメラ内にセットしたSDカードなどのメディアだけでなく、iUSBport Camera 2に接続したストレージにも撮影データを保存できる。カメラのホットシュー部分にセットできる専用ホルダーが付属。

iUSBport Camera 2とWi-Fi接続したスマートフォンから、カメラをリモートコントロールできるアプリも用意。マニュアル設定を行えるほか、スマートフォンの画面上をタップすれば、任意の場所にピントを合わせられる。

カメラのホットシュー部分にiUSBport Camera 2をセットし、付属のケーブルでUSB接続する

また、電波干渉の起きにくい5GHz帯を利用できるようにする「5GHz 300Mbps USBアダプタ」も付属。アダプタをiUSBport Camera 2のUSBポートに設置すると、より安定した通信が可能となる。

カメラと接続していない際は、USBメモリやUSB HDDといったストレージとスマートフォンなどをWi-Fi接続してデータの送受信を行える。また、一方のUSBポートにSDカードなどをセットしたカードリーダー(別売)、もう一方にUSB HDDなどを接続すれば、SDカード内のデータをUSB HDDにコピーできる機能も搭載。そのほか、容量3,300mAhのバッテリーを内蔵し、モバイルバッテリーとしても使用可能だ。

5GHz 300Mbps USBアダプタが付属

USBストレージとスマートフォン間でデータの送受信ができる

対応するカメラはキヤノンの「EOS Kiss X2」「EOS Kiss X3」「EOS Kiss X4」「EOS Kiss X5」「EOS Kiss X6」「EOS Kiss X7」「EOS 40D」「EOS 50D」「EOS 60D」「EOS 70D」「EOS 7D」「EOS 6D」「EOS 5D MarkII」「EOS 5D MarkIII」「EOS-1D MarkIII」「EOS-1Ds MarkIII」「EOS-1D MarkIV」「EOS-1D X」「EOS-1D C」、ニコンの「D5000」「D5100」「D5200」「D5300」「D90」「D7000」「D7100」「D300」「D300S」「D700」「D600」「D610」「D800」「D810」。

サイズはW75×D24×H58mm、本体のみの重量は119g。USBポート×2のほか、microSDカードスロットを備える。USB接続して充電し、最大で約8時間の使用が可能だ。