光風輪業商会が展開するサイクランドKOOWHO(コーフー)は8月3日、飲酒"自転車"運転を抑止すべく、世界初のアルコール検出機能付き自転車ロック「ALCOHO-LOCK(アルコホロック)」を発表。同商品は飲酒自転車運転の増加が見込まれる12月の忘年会シーズンを目安に年内の発売を目指し、8月3日より予約受付を開始した。

「ALCOHO-LOCK」のイメージ

「ALCOHO-LOCK」はロック本体にアルコール検知センサーとBluetoothを搭載しており、ロック本体と無料専用アプリをダウンロードしたスマートフォンとセットで使用する。アルコールチェックは、ロック開錠時に本体の検知センサーに息を吹きかけて行う。アルコールが検出された場合は、アプリ画面上にアルコール濃度数値とともに自転車を押して歩いて帰るように注意を促すメッセージが表示される(※)。

「ALCOHO-LOCK」のイメージ

使用方法はまずアプリを起動し、ロック本体の電源もONにする。アプリ中の「Settings」をタップし、「Lock disconnected」を選んで端末番号を入力する。認識・同期が完了したら「Let's Ride」をタップし、ロックに息をふきかけて測定を開始する。測定終了後、解錠ボタンをタップするとロック本体が解錠される。最後はロックの電源をOFFにする。なお、アプリは日本語と英語に対応している。

さらに、スマートフォンに「ALCOHO-LOCK」専用アプリをインストールしていれば、その場にいない人にもスマートフォンを通じて自転車所有者の息から検出されたアルコール濃度数値と検出場所がアラートとして送信することができる。この機能を通じて、危険な飲酒自転車運転をしないよう、周りの人も電話やメールで自転車所有者に説得することができるという。

アプリの表示イメージ

ロック本体はH150×W130×D25mm、本体重量は466g、カラーはイエローのみとなっている。充電は約1時間で100%充電となり、1回の充電で約40回使用できる。アルコールの測定範囲は0.04~4mg/Lとなっている。価格は3万~4万円(税別)を予定しており、専用アプリは無料。

※センサーの特性上、湿気が多い環境だと正しく機能せず、飲食物(ガム、発酵食品等)やタバコ、うがい薬等の成分の影響により、センサーが反応する場合がある