アイデム 人と仕事研究所は、企業の新卒採用業務担当者を対象に「新卒採用に関する企業調査」を実施した。調査は6月13日~15日にかけて行い、1,000名から有効回答を得た。

内定承諾書不要は37%

企業に、内定者に対し「内定承諾書・誓約書の提出を求めているか」と尋ねたところ、62.9%が「求めている」と回答し、「求めていない」(37.1%)を上回った。

内定承諾書・誓約書の提出を求めているか

提出を求めていると回答した企業に対し、内定承諾書などの提出期限について聞くと、内定通知後から「概ね2週間以内」が最も多かった(29.1%)。「概ね1カ月以内」「概ね1週間以内」を合わせると、内定通知後1カ月以内に回答を求める企業は、合計で74.0%となった。

内定承諾書などの提出期限

従業員規模別に見ると、「29人以下」の企業では「期限は決めておらず、内定式までに提出」が最も多く、41.1%だった。

応募者のクールビズに対するイメージは?

応募者に「クールビズ」を励行しているか聞いたところ、「クールビズでの来社OK」を「周知している」が48.9%、「周知していない」が51.1%で、およそ半々となった。

また、応募者が「クールビズ」で来社した場合、どのような印象を持つか聞いた。「全く問題ない」が69.3%となり、「できれば、ジャケットやネクタイ着用で来社してほしい」の30.7%を上回る結果となった。

「応募者にクールビズでの来社OKは周知していないが、応募者がクールビズで来社した場合に持つ印象」を集計したところ、「全く問題ない」が49.9%、「できれば、ジャケットやネクタイ着用で来社してほしい」が50.1%と、拮抗している。

採用担当者や面接担当者は、「クールビズ」で応募者に対応するかを聞くと、「クールビズで対応することが多い」が60.0%で、「ジャケットやネクタイ着用で対応することが多い」の40.0%をやや上回った。