来日中の俳優トム・クルーズ(53)が2日、都内で行われた主演最新作『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』(8月7日公開)の来日記者会見に、クリストファー・マッカリー監督と共に出席した。

『ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション』来日記者会見に出席したトム・クルーズ

昨年6月の『オール・ユー・ニード・イズ・キル』以来、約1年1カ月ぶり21回目の来日を果たしたトム・クルーズは「また日本に来られてうれしい」とあいさつ。「この映画は2週間前に完成したばかり。日本のみなさんに見ていただけることに興奮している」と喜びを語った。

トム・クルーズ演じるスパイ組織・IMFの敏腕スパイ、イーサン・ハントが難解なミッションに挑む『ミッション:インポッシブル』シリーズ5作目となる本作は、全米で7月31日に公開され、シリーズ最高、そしてトムの出演作品史上最高のオープニング興収を記録。トムは「本当にすばらしい結果で、私も満足しています」と笑顔を見せた。

今後も挑戦したいミッションが残っているか聞かれると、トムは「たくさんまだあります」と即答。「実はもう、次の作品についてかなり練っている」と次回作の構想が進んでいることを明かした。

そして、世界各地が舞台となる同シリーズにおいて、日本が舞台になる可能性を聞かれると、「楽しそうですね。いいアイデアだ!」とノリノリで、「われわれ、交通を遮断しますよ。もし道路を自由に使わせてくれるなら撮りたい」とコメント。続けて、「街、コミュニティ、国からもOKが出ないと。『いくつのビルから飛び降りていい?』『いくつの道路を閉鎖していい?』っていう話になる」とロケ地選びの大変さを伝え、「許可さえ出れば(日本で)撮りたい」と語った。

また、「外国を旅していろんなことを吸収するというチャンスも与えてくれたすばらしい作品。チャレンジのいっぱいある作品」と自身がプロデュースも務め、20年にわたり続いている同シリーズへの思いも熱弁。「サスペンス、アクション、コメディも含めた映画を作って人々を楽しませるということが根底にある」と長く愛されている理由を分析した。

撮影:奥西淳二