明治安田生命保険はこのほど、「夏に関するアンケート調査」の結果を発表した。それによると、今年の夏休みに使う金額は前年比4,405円増の8万9,296円となり、調査開始以来最高額となった。増加は3年連続。

夏休みに使うお金はいくらですか?(出典:明治安田生命保険Webサイト)

3大都市圏と地方との差は縮小

夏休みに使う金額を家族構成別に見ると、既婚世帯は同1万4,284円増の10万2,955円と、調査開始以降で初めて10万円を上回った。一方、未婚世帯は同1万3,101円減の6万2,735円となった。

地方別では、関東が同1万2,164円増の11万363円と、唯一10万円を突破。3大都市圏とそのほかの地方との差は、前年の3万640円から2万4,745円に縮小しており、同社は地方にも景気回復の波が届きはじめているのかもしれないと分析している。

夏のボーナスは前年より増えたかとの問いに対しては、2年連続で「増えた」(17.9%)が「減った」(12.3%)を上回る結果となった。

夏休みの日数は「8.1日」で、前年より1.0日減少。理想の夏休みの日数は「12.5日」で、現実の日数とは4.4日の差があった。夏休みの過ごし方については、67.9%が「自宅でゆっくり」と答え、10年連続のトップを維持した。

調査期間は2015年7月1~6日、調査方法はインターネット、有効回答は20~59歳の個人1,113人。