ソニーは7月30日、ワイヤレスハイレゾコンポ「CMT-SX7」のソフトウェアアップデートを公開した。一部製品で、音楽が正常に再生されない、ツィーター部が高温になるなどの現象が確認され、使用中止を呼びかけていた。不具合改善のためのソフトウェアは2回に分けて提供される。

CMT-SX7

CMT-SX7の一部製品において、電気部品の不具合により、音楽が正常に再生されずにノイズが聞こえる、人の耳では聞き取れない高い周波数の信号が大音量に相当する音圧レベルでスピーカーもしくはヘッドホンから出力される、ツィーター部が高温になり破損するといった現象が確認された。これを受けてソニーは、対象製品のユーザーに対し、製品の使用中止を呼びかけ、8月6日までに対策方法をWebページ上で案内するとしていた。

このたび、不具合の原因となる電気部品を制御するソフトウェアを改善することで、製品を使用できるようになると発表。不具合改善のためのソフトウェアは2回に分けて提供される。1回目では、ツィーターが破損するなどの不具合を回避するための修正を行う。これによって音質調整用の「BASS」「TREBLE」を使用できなくなるが、製品自体は使えるようになる。2回目では音質調整用の「BASS」「TREBLE」を使えるようにする修正を行う。1回目のソフトウェアアップデートは7月30日に提供開始されており、2回目は8月中旬に提供する予定だ。

対象となるのは製造番号が「2100001」~「2105394」で、ソフトウェアバージョンが「MC:1.06」以下の製品。アップデートの方法など詳細については、ソニーのWebページを参照のこと。

製品型名は本体前面の右下に表示

製品番号は本体背面の右下に表示