阪神電気鉄道と神戸高速鉄道は8月1日、甲子園駅(兵庫県西宮市)・東改札口(東側駅舎)のリニューアル工事完了に伴い、同改札口の供用を全面的に開始する。

甲子園駅全景

同駅では現在改良工事を実施しており、このほど東向きの改札口が完成したため、南向きの改札口に加え東向きの改札口も利用できるようになった。多機能トイレなどの施設も利用できるという。

東改札口外の場所には、神戸三宮駅に続き阪神電車として2つ目となる「阪神電車サービスセンター」を開設。現在西改札口で営業している「定期券うりば」をサービスセンター内に移転する。

さらに、同サービスセンター内には国内外の各種旅行を取り扱う「阪神アイビートラベル」のほか、西宮市内の観光情報が集まる「西宮市 こうしえん観光案内所」も合わせて営業を開始する。

甲子園駅 東改札口

なお、両社が実施している改良工事では今後、ホームを拡幅し、エレベーターを整備するほか、駅舎を改築しコンコースを拡張する。阪神甲子園球場の玄関口としてふさわしく快適で使いやすい駅を目指すという。

西改札側エレベーター(下りホーム)

ホーム拡幅(下りホーム)

完成は2017年春頃を予定しており、2015年度秋頃には上下線各ホームの西改札口側にエスカレーター、同年度末には上下線各ホームの東改札口側にもエレベーターを設置する予定とのこと。