オンキヨー&パイオニアマーケティングジャパンは7月30日、ミドルクラスのAVレシーバー「TX-RZ800」を発表した。発売は8月下旬で、希望小売価格は159,000円(税別)。

「TX-RZ800」

TX-RZ800は、2015年6月に発表した「TX-NR646」の上位モデルにあたる7.2chのAVレシーバー。TX-NR646と同様、「Dolby Atmos」に対応するほか、今後のファームウェアアップデートで「DTS:X」も利用できるようになる。ハイレゾ音源の再生も可能で、DSD 5.6MHz、192kHz/24bitのWAV/FLACファイルの再生に対応している。

TX-NR646からノイズ対策とスピーカードライブ能力を強化しており、フロントの2chには、デジタルノイズを除去するオンキヨー独自のフィルター回路「VLSC」を採用している。さらにパワーアンプ基板を1chごとに分離し、それぞれを垂直かつ左右シンメトリーに配置。チャンネル間の条件差を平等にしつつ、信号経路を最短化することで、ノイズの混入も抑制する。

電源回路にはカスタムメイドの電源トランスと15,000μFの大容量コンデンサーを採用。電源供給能力をアップし、ローインピーダンスのスピーカーも強力にドライブできるようになった。定格出力は、各chとも130W(8Ω、THD 0.08%以下、2ch駆動時)で、周波数特性は5Hz~100kHz(+1dB/-3dB)。

本体にWi-Fi機能とBluetooth機能を備える。HDMI端子は、入力×8、出力×2を装備。HDCP 2.2に準拠しており、4K60pの信号伝送が可能だ。また、次世代Blu-ray規格で採用されるHDR映像フォーマットとBT.2020のパススルーにも対応している。サイズは、W435×D433.5×H201.5mmで、質量は17kg。

「TX-RZ800」の背面パネル