米Googleが「Google Translate (Google翻訳)」アプリのインスタントビジュアル翻訳機能の対応言語を27言語に拡大し、また音声会話モードの音声翻訳の性能を向上させる。

インスタントビジュアル翻訳は昨年5月にGoogleが買収したビジュアル翻訳アプリ「Word Lens」を用いた機能で、モバイル端末のカメラを使って標識や看板などをキャプチャすると、書かれているテキストが画面上でリアルタイムで翻訳される。オフラインでも利用可能。これまで対応言語が英語、フランス語、ドイツ語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、スペイン語の7カ国語だったが、ブルガリア語、オランダ語、スウェーデン語、ウクライナ語など20言語が追加された。残念ながら日本語は含まれない。

音声会話モードでは設定した2つの言語で話し言葉がリアルタイムで翻訳され、異なる言葉を話す人がモバイル端末を介して会話できる。対応言語は32言語。アップデート後は、通信速度が遅い環境でもよりスムースにレスポンスよく動作するようになる。

2つのアップデートはAndroid版およびiOS版のGoogle Translateアプリで利用可能、数日をかけてロールアウトされる。