Texas Instruments(TI)は7月28日(米国時間)、ポート・パワー・スイッチとポート・データ・マルチプレクサを統合した全機能内蔵のUSB Type-CとUSB Power Delivery(PD)統合型コントローラ「TPS65982」を発表した。

また、より高いデータレートのアプリケーション向けに同製品と組み合わせて活用することで、最大100Wの電力を供給ならびにDisplayPortを経由したホストと終端デバイスの間でビデオ信号を分配できる複数のAlternate Modeをサポートした5.4Gbps USB Type-Cクロスポイント・スイッチ「HD3SS460」、および最大15Wの電力が必要なUSB Type-Cシステム向けに、USB Type-Cコンフィギュレーション・チャネル(CC)ロジックとポート制御を提供する「TUSB320」も併せて発表している。

なお、TPS65982は6mm×6mmのMicroStar Junior BGAパッケージで供給され、1000個受注時の単価(参考価格)は4.99ドル。HD3SS460は3.5mm×5.5mmのQFNパッケージで、同1.55ドルで、TUSB320は1.6mm×1.6mmのQFNパッケージで、同0.95ドルでそれぞれ供給される。

TIのUSB Type-C製品の活用イメージ