大阪商工会議所、NTT西日本、およびNTTマーケティング アクトは、大阪商工会議所の会員企業を対象にしたマイナンバー対応支援サービスで協業すると発表した。第一弾として、PCセキュリティーサービスを提供開始する。

PCセキュリティーサービスでは、PCの操作ログを自動的収集・保管する機能とPC操作制御機能を提供。操作ログを自動的収集では、PCの操作ログを記録することで、万一、情報漏えい事故が発生した場合も、収集したPC操作ログを解析することで、情報が漏えいした経路と漏えいに関与したPCの特定に活用できる。

PC操作制御機能では、業務に関係のない操作の制御や情報のコピー・印刷の禁止等により、内部の情報漏えいを防止する機能。さらに、マイナンバーの情報を取り扱うPCの利用権限を設定するとともに、PC利用者情報やPC制御情報を集中管理する。

サービス概要

料金は1IDにつき月額1,200円~(税別)。5ID単位での提供となる。9月からサービスの受付を開始し、10月からサービスを提供開始予定。

大阪商工会議所が会員企業向け各種プロモーションやサービスに関する問い合わせ対応・申込受付、情報取次を行い、NTT西日本がプロモーションの支援(セミナー運営支援等)やサービス導入に伴う会員企業に対する光ブロードバンドサービス等のICT環境の提供。NTTマーケティングアクトがサービスの問合せ対応、ならびに販売取扱対応を行う。

実際のサービスは外部事業者のものを利用。ログは、パソコンのインストールされた常駐ソフトがクラウド上に保管するしくみだ。ログの保存期間は1年間。

今後は、大阪商工会議所とNTT西日本、NTTマーケティングアクトとの協業を強化し、会員企業のマイナンバー対応支援として、UTMなど不正アクセス防止のセキュリティーサービスに加えて、物理的なセキュリティー向上に向けて、ネットワークカメラなどを活用した各種サービスメニューを拡充していく予定。