カネカは7月28日、量産レベルである6インチ角の大面積ヘテロ接合結晶シリコン太陽電池セルにおいて、変換効率として世界最高クラスとなる24.52%を達成したと発表した。

同成果は、結晶シリコン基板の表面欠陥低減技術のほか、imecとの共同研究の成果を適用した銅めっき法による電極形成技術など独自技術を活用することで実現したもの。

同社では、2015年度中にヘテロ接合結晶シリコン太陽電池モジュールの販売開始に続き製造能力を拡大していく予定とするほか、今後も太陽電池セル・モジュールのさらなる高効率化実現に向けた研究開発を行っていく計画としている。