エプソンは7月27日、GPS機能付きのトレッキングギア「Wristable GPS for Trek」を発表した。発売は8月7日。価格はオープンで、推定市場価格は4万円代後半(税別)。カラーがブラックの「MZ-500B」とシルバーの「MZ-500S」を用意する。

Wristable GPS for Trek(左からMZ-500B、MZ-500S)

Wristable GPS for Trekは、腕時計型ウェアラブルGPS「WristableGPS」シリーズ初のトレッキング向けモデルだ。複数のセンサー情報を融合して、より高度な計測精度を実現する「センサー・フュージョン・テクノロジー」を搭載。独自のアルゴリズムによって、「GPSセンサー」「地磁気センサー」「加速度センサー」「温度センサー」「気圧センサー」から得られた情報の精度をさらに向上させている。

一般的なアウトドアウオッチでは気圧計から標高を算出するが、MZ-500BとMZ-500Sではエプソンが開発した高精度GPSセンサーと気圧センサー、温度センサーを併用して標高精度を向上。パソコンから取り込んだルートなどをもとに、目的地までナビゲーションしてくれる機能を搭載し、「あとどれくらい歩くのか」「あとどれくらい登るのか」を本体上で視覚的に確認できる「3D標高ナビゲーション機能」も持つ。

本体には強度・剛性に優れるレニー材を採用。防曇処理を施しており、低温時などにもガラスがくもりにくい。10気圧防水性能を持つ。そのほか、GPSによる時間の自動補正、タイマー、ストップウオッチ、デュアルタイム表記など時計としての基本機能も充実させたとする。

専用のWebアプリ「NeoRun」やスマートフォン向けアプリ「Epson Run Connect」と連携し、計測した登山データを管理可能だ。NeoRunでは計画ルートの作成もできる。スマートフォンとはBluetooth Smartにて接続する。

サイズはW47×D16.5×H61mm、重量は65g。ベルトサイズは18mm。動作時間はGPS毎秒計測の高精度モードで46時間、GPS間欠計測の長時間モードで110時間、GPS機能を使わない時計表示時(オートスリープON)で30日間。電源は内蔵バッテリーで、付属のクレードルで充電する。動作温度は-20℃から+60℃。