阪神電気鉄道・神戸高速鉄道はこのほど、甲子園駅改良工事のうち東改札口(東側駅舎)のリニューアル工事が完了し、8月1日から供用開始すると発表した。

甲子園駅東改札口

甲子園駅の工事進捗状況全景

甲子園駅では、阪神甲子園球場の玄関口にふさわしい快適で使いやすい駅をめざし、2011年11月からホーム拡幅とエレベーター整備、駅舎改築やコンコース拡張などの改良工事が行われてきた。このうちホーム拡幅工事はすでに完了。東改札口(東側駅舎)の供用開始により、8月1日以降はこれまでの南向き改札口に加えて東向きの改札口も利用できるようになる。

東改札口リニューアルにともない、改札の外に「阪神電車サービスセンター」を開設し、西改札口の定期券うりばを同センター内に移す。あわせて国内外の各種旅行を扱う「阪神アイビートラベル」、西宮市内の観光案内や名産品の販売などを行う「西宮市こうしえん観光案内所」も同センター内に開設するという。

今後も引き続き駅改良工事を進め、年内にはホーム中央付近への大屋根設置が完了し、西改札口のエスカレーターも供用開始される予定。2015年度末には上下線各ホームの東改札側エレベーターも供用開始となる見込みだ。竣工は2017年春頃とされている。