ランスタッドホールディング・エヌ・ヴィーは、世界34の国と地域の18~65歳を対象に実施する、労働者意識調査「ランスタッド・ワークモニター」の2015年第2四半期の結果を発表した。

「ランスタッド・ワークモニター」の2015年第2四半期の結果

世界的に見て「時間外勤務」が求められている

今回、公開した調査結果は、時間外・休暇中の業務対応に関するもの。調査は18~65歳の週24時間以上の勤務をする労働者を対象に、4月17日~5月4日にかけて実施した。

世界的に見て、男性はより「時間外の勤務」や、「時間外の電話・メールへの対応」を、勤務先から求められていることがわかった。日本ではその傾向はさらに強く、関連質問への回答の性差は平均でグローバルより1.5倍高い結果となった。

時間外・休暇中の業務対応について

「休暇中に仕事のことが頭から離れない」と回答したのは、グローバルではわずか26.2%であったが、日本では44.7%と、頭の切り替えに苦労していることがわかった。この結果は、調査国34の国と地域中33位だった。

「休暇中に仕事のことを忘れるのは簡単だ」では、日本では女性より男性のほうが「いいえ」の値が高かった。前述の回答結果を含め、日本人男性が仕事に対して強くプレッシャーを感じていることが明らかとなった。

「休暇中に仕事のことを忘れるのは簡単」と思うか

<調査実施国>
アルゼンチン、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、ブラジル、カナダ、チリ、中国、チェコ、デンマーク、フランス、ドイツ、ギリシャ、香港、ハンガリー、インド、イタリア、日本、ルクセンブルク、マレーシア、メキシコ、ニュージーランド、ノルウェー、ポルトガル、ポーランド、シンガポール、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、オランダ、英国、米国