お笑いコンビ・ピースの又吉直樹と綾部祐二が、8月1日に千葉・幕張海浜公園で行われる「2015幕張ビーチ花火フェスタ」のイベントに出演するのを前に、芥川賞を受賞してのコンビでの思いや、花火の思い出などを語り合った。

ピースの又吉直樹(左)と、綾部祐二

綾部は、又吉の小説『火花』が芥川賞を受賞したのをいいことに、又吉に「お前、さっき"幕張文学火花フェスタ"に名前変えられへんかなぁ』って言ってたよな?」と挑発。又吉が「言うわけないやん」と否定するも、綾部は無視して「今ならありそうですよね。8月1日までに"花火"と"火花"がひっくり返るかもしれないよ?」と勝手に興奮したため、又吉は「めちゃくちゃ批判出るやろうし、精神的にキツいからやめてください」と、重ねて否定した。

又吉の芥川賞受賞後、ピースが初めて舞台に上がったのが、幕張にあるよしもとの劇場。その際、ポスターの告知に「芥川賞受賞コンビ」と書いてあったという。綾部は「僕も取ったみたいになっちゃってました」と突っ込みを入れていたが、まんざらでもないようで「"芥川賞受賞者の相方"っていうのは、今おれしかいない」と、何度も確認していた。

又吉は、『火花』の冒頭で熱海の花火大会のシーンを描き、以前組んでいたコンビ名が「線香花火」だったことからも分かるように、花火が「ほんまに大好きです」という。「人間が作ったもので、これだけデカくて美しいものってそうそうないでしょ? 自然に勝るとも劣らないものというか、破格の素晴らしさがありますよね」と、独特の表現でその魅力を語る。

しかし、女性と一緒に花火を見に行ったことはなく、花火大会が好きゆえ、子供の頃には、1人でも見に行っていたと振り返る。その際、川沿いにブルーシートを敷いて見ていた家族の父親が、その前をバイクで通った若者のヘルメットをたたいて「押していかんかい!」と怒鳴ったシーンを見てしまったという。又吉は「子供ながらにテンションが下がってしまったんです。だから、今回もケンカとかカツアゲだけは絶対やめてほしい」と、切実に訴えた。

「2015幕張ビーチ花火フェスタ」では、花火が打ち上がる前の16時から、音楽ライブや、芸人のネタライブを開催。山口智充をMCに、ピースのほか、とにかく明るい安村、ジャルジャル、しずる、パンサー、ピスタチオ、かりゆし58、MINMIなどが出演する。

山口智充

ピース

とにかく明るい安村

パンサー

ピスタチオ

かりゆし58

MINMI