カカクコムは7月23日、「ランチのお店探しに関する調査」の結果を発表した。調査は5月28日~6月1日、同社が運営する「食べログ」会員の1万2,044人(男性58.4%、女性41.6%)を対象にインターネット上で行われた。

「男女別 お店の探し方」

ランチの店の探し方について聞いたところ、「インターネット」が6割以上の回答を得てトップになった。「いつものお店に行く」「街で気になったお店に入る」がどちらも4割程度で、掲載店のランチを割安で食べられる「クーポンブック」の利用は1割弱。

男女別に見ると、「インターネット」「職場の人に教えてもらう」「フリーペーパー・雑誌」「クーポンブック」「クーポンがあるお店を探す」といった項目は女性の方が多く、「女性は事前リサーチを好む傾向がうかがえる」と同調査は分析した。

エリア別では、街頭で決めたり、職場の人に教えてもらったりする割合は首都圏の方が多く、地方エリアはフリーペーパー・雑誌、クーポンブックなどを活用している人が多かった。

「地域別 お店の探し方」

お店選びで重視するポイントでは、男女共に「味」が7割超でトップになった。その他の項目では、男性は「安さ、コストパフォーマンス」「ボリューム」などで女性を大きく上回り、女性は「メニュー」「雰囲気」「職場からの距離」「ネットのクチコミ評価」「ヘルシー、健康的」「クーポンが使える」などで男性を上回った。

「男女別 ランチのお店選びで重視すること(複数回答)」

「ランチのお店選びでもっとも重視すること」の回答を、外食ランチの予算別に集計してみると、予算が増えるにつれて「味」を重視する比率が上がっていた。特に予算が1,000円以上の場合、半数以上が味と回答している。逆に予算が500円未満では、6割以上が「安さ、コストパフォーマンス」と回答した。

「ランチのお店選びでもっとも重視すること(外食ランチ予算別)」

ランチの割引クーポンサービスについては、男女とも6割以上が知っている結果に。ランチクーポンの利用経験は53.5%で、女性は6割を超えていた。地域エリア別に利用経験を見ると、首都圏の48.3%に対して、地方都市部では58.4%、その他の地方では57.6%だった。

「ランチクーポンの認知率」

「男女別 ランチクーポンの利用経験」

「地域別 ランチクーポンの利用経験」

使ったことのあるランチクーポンについて聞いたところ、トップは「グルメサイトのクーポン」(75.8%)。「クーポンブック」の利用経験は21.3%だった。女性はほとんどの項目で男性を上回っていたが、「お店に行ったときにもらったクーポン」は男性の方が多くの回答を集めた。

エリア別では、「フリーペーパー・雑誌」「クーポンブック」といった紙メディアのクーポンを使う割合は地方エリアの方が高かった。

「男女別 使ったことがあるランチクーポン」

「地域別 使ったことがあるランチクーポン」