Tektronixの日本法人であるテクトロニクス社は7月22日、Tektronixと仏IRCICA研究所(The Research Institute on Hardware-Software devices for Advanced Information and Communication)が、仏リール大学に光/無線通信イノベーション・ラボ「テクトロニクス・ヨーロッパ光/無線イノベーション・ラボ(The Tektronix European Optical and Wireless Innovation Laboratory)」を開設したと発表した。

同ラボは、光コヒーレントおよびテラヘルツ(THz)無線トランシーバ技術の研究にフォーカスする一方、高速の光/通信技術を開発する外部企業もこの設備を利用することが可能で、現在利用可能なレートよりもさらに高速なPB/秒レンジを超える光データ伝送を可能にする、空間分割多重やマルチコア・ファイバなどの技術が研究される予定だという。

なお、同社では、同ラボに、業界でも高性能な光コヒーレント・テスト・ソリューションを提供したとしており、エンドツーエンドの送受信ソリューションとしては、AWG70001A型50GS/s任意波形ジェネレータ、OM5110型46Gbaudマルチフォーマット光トランスミッタ、DPO77002SX型70GHz ATIリアルタイム・オシロスコープが含まれているとしている。

テクトロニクス・ヨーロッパ光/無線イノベーション・ラボに提供された設備の一部