フジテレビの亀山千広社長はこのほど行った定例会見で、動画配信ネットワーク・Netflixに向けたオリジナルコンテンツの制作について「3作品目もほぼ合意している」と明かした。

共同会見を行ったフジテレビ大多亮常務(左)とNetflix日本法人グレッグ・ピーターズ社長(2015年6月17日=東京・台場のフジテレビ本社)

同局は、Netflixに向けて、リアリティー番組『テラスハウス』の新作と、桐谷美玲主演のオリジナルドラマ『アンダーウェア』の制作を発表している。亀山社長は「われわれの実績と彼ら(Netflix)の緻密な経験則に基づいて、意見交換をしながら制作している」と進展状況を説明。

その上で「スタッフからはとてもいい刺激を受けていると聞いており、作り手を育てる意味でもいい機会と思っている」と、今回の取り組みの意義を強調した。

また、担当の大多亮常務は「Netflixと組む大きな意味は、国際戦略」と狙いを説明。「世界配信すればすぐに話題になるなんて簡単なことではないとわかってはいるが、突破口が開けるのではないかと考えている。この2点において彼らと組む意味を感じており、第2弾、第3弾の作品をぜひ作っていきたい」と意欲を示した。