(後列左より)樋口真嗣監督、サンナギ役の松尾諭、ジャン役の三浦貴大、サシャ役の桜庭ななみ、ソウダ役のピエール瀧、クバル役の國村隼。(前列左より)アルミン役の本郷奏多、ミカサ役の水原希子、エレン役の三浦春馬、シキシマ役の長谷川博己、ハンジ役の石原さとみ。

映画「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」の完成披露ジャパンプレミアが、本日7月21日に東京国際フォーラムにて行われた。

舞台挨拶にはエレン役の三浦春馬、シキシマ役の長谷川博己、ミカサ役の水原希子、アルミン役の本郷奏多、ジャン役の三浦貴大、サシャ役の桜庭ななみ、サンナギ役の松尾諭、ハンジ役の石原さとみ、ソウダ役のピエール瀧、クバル役の國村隼、樋口真嗣監督の11名が炎が立ち上る演出とともに登場し、4000人の観客は一気にヒートアップ。三浦春馬が「皆さんは今日、日本で一番早くこの『進撃の巨人』の目撃者になります。『進撃の巨人』の世界観に浸っていただけたら」と挨拶を述べると、歓声が沸き上がった。

実写オリジナルキャラクターのシキシマを演じた長谷川は「人類最強の役を演じさせていただきました。といっても、皆さんが大好きなリヴァイではありません」と笑いを誘う。水原は「今までに観たことがない映画を観ることになります」、本郷は「僕自身原作ファンですが、その立場から観ても間違いなく良作だと胸を張って言える作品に仕上がりました」と、エレンの幼馴染コンビは期待を煽った。石原は緊張した様子で「やっと皆さんにお見せできるという喜びとともに、私の愛してやまない作品が評価されるという怖さに昨日は寝付けませんでした」と語り、「どうか皆さん粗探しをするのではなく、諫山さんが描いたキャラの魅力を楽しんでいただければ」と人気マンガを原作とした映画に出演する心中を吐露した。

樋口監督は「なぜ映画化しようと思ったのか」という質問に対し「原作の2巻が書店で平積みで置かれてるのを見て、巨人と目と目が合ったんです」と「進撃の巨人」との出会いを告白。「このマンガは映像化したら面白いんじゃないかと惚れこみました。その衝動のままここまで来ました」と話す。また「『原作を気にせず違う話にしてくれ』と(諫山創に)言われて、それだと『進撃の巨人』じゃない、俺は『進撃の巨人』がやりたいんですと言って。原作の面白い要素をどこまで詰め込めるのかと考えてきました」と原作者の諫山とやりとりをしながら制作してきたことを明かした。

続けて撮影中のエピソードを語るコーナーに突入。長谷川が「僕が初めに立体機動装置で飛びました」とコメントすると、その場面を見ていたという三浦春馬が「素で叫んでいましたよね」とツッコミを入れる。「(三浦の)20mくらい上で、いつも寡黙な長谷川さんが『うわあああ』って叫んでるから、話しやすそうな人だなと(笑)」と人類最強の男の意外な一面を披露した。本郷は「監督が役者陣の話を聞いてくださる方で。冒頭のナレーションをやりたいと提案したら叶ったし、偉い人が着るマントを僕も着たいです、と言ったら『うん、じゃあ着ようか』となんでも叶えてくれて、ビジュアルを含めドラえもんです」と話すと樋口監督はドラえもんの声真似で「ありがとう」と答え、観客を爆笑の渦に巻き込んだ。

映画「進撃の巨人」は、8月1日公開の前編「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」と、9月19日公開の後編「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」の2部作。世界63の国と地域で配給が決定している。