交通系ICカードの"空白地域"解消へ、「片利用共通接続システム」構築支援

 

国土交通省はこのほど、「Suica」などの交通系ICカードの普及・利便性拡大に向けた検討会を開催し、ICカードが利用できない空白地域を解消するために「片利用共通接続システム」を開発支援する方針を取りまとめた。

システム導入で地域・訪日外国人の利便性向上へ

交通系ICカードは現在、「Suica」や「ICOCA」など全国10エリアで相互利用可能なタイプが10カード、地域独自カードが37種類発行されている。2015年4月1日現在で主要10カードが利用できない空白地域は10県。このうち、ICカードが導入されていないのは青森県、秋田県、福井県、鳥取県、島根県、徳島県の6県、独自カードは発行しているものの、相互利用できないのは愛媛県、高知県、宮崎県、沖縄県の4県となっている。

検討会では、このような空白地域を解消するために「片利用共通接続システム」の導入を提案。同システムは、地方の独自カード導入エリアで主要10カードの片利用環境を提供するサービスで、共通接続システムを構築して共同利用することでコストを削減する。また、10カード側とのシステム面での調整などを代行することで、10カードの利用環境の整備を進めるという。

「片利用共通接続システム」の構築(出典:国土交通省Webサイト)

同システムの導入により、地域利用者および訪日外国人旅行者の利便性向上を目指す。同省は今後、関係者間で具体的な検討を速やかに進めるとしている。

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