フォルクスワーゲン新型「パサート」発売! 先進安全装備が充実 - 画像52枚

フォルクスワーゲン グループ ジャパンは16日、フルモデルチェンジして8世代目に進化した新型「パサート」と、そのステーションワゴン「パサート ヴァリアント」を全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで発売した。

「パサート」は1973年に初代が発売されて以来、7世代42年間にわたってフォルクスワーゲンの主力商品となっているミドルサイズカーの世界的ベストセラー。2013年、全世界での販売台数が約110万台に達するなど、「ゴルフ」と並んで同社を代表するモデルとなっている。

新型「パサート」は同社の新しいモジュラー戦略「MQB」にもとづき開発。先代発売時に話題を呼んだダウンサイジングエンジン「1.4リットル TSI」も、新開発の「MQB」ユニットとなって、ドライビング性能と燃費効率がさらに改善された。本国ドイツを含むヨーロッパ地域では昨年秋に発売され、欧州「カー オブ ザ イヤー2015」に選定されている。

エクステリアは全長を先代モデルとほぼ同じとしながら、ホイールベースを80mm拡大。前後オーバーハングを短くするとともに、ノーズの比率を長くし、伸びやかなフォルムとした。フロントデザインは3本のクロームバーを左右に伸ばし、立体的造形のヘッドライトなど、同社のモデルとしてはこれまでにない華やかさを演出した。

インテリアはホイールベース拡大により、室内長が33mm拡大。ラゲッジスペースは「パサート」が586リットル、「パサート ヴァリアント」が650～1,780リットルで、ともにミドルサイズクラスではトップの値となった。3ゾーンフルオートエアコン、シートベンチレーション/マッサージ機能、インフォテイメントシステムなど、快適装備も充実させた。

安全面では、追突を防止するプリクラッシュブレーキ、安全な車線移行のためのレーンチェンジアシスト、後退時の事故を防止するリヤトラフィックアラートを全車に標準装備した。とくにプリクラッシュブレーキ「フロントアシスト」は、レーダーとカメラを併用して前方を監視し、30km/h未満では車両だけでなく歩行者も検知して衝突の被害を軽減するという。

グレード展開は、新型「パサート」「パサート ヴァリアント」にそれぞれ4モデルを用意。全車とも150PSを発揮する1.4リットルエンジンや7速DSGは共通。JC08モード燃費20.4km/リットルも共通となっている。価格は「パサート TSI トレンドライン」が329万円、「パサート ヴァリアント TSI Rライン」が480万9,700円(ともに税込)など。