仏Parrotは7月16日、「MiniDrones」の新製品13種を9月より販売すると発表した。

新製品は3つのグループに分かれていて、内訳は、ジャンプできる地上走行型ロボット「Jumping」が2タイプ6モデル、アクロバットな飛行が楽しめる「Airborne」が2タイプ5モデル、ドローンと水中翼船を組み合わせた「Hydrofoil」が1タイプ2モデルの計13種類となっている。各製品は、無料操縦アプリ「FreeFlight 3」を使用し、スマートフォンやタブレットで操作する。

地上走行ロボット「Jumping」には「Jumping Night」と「Jumping Race」の2タイプが追加された。「Night」は高出力のLEDを搭載しており、暗い中でも走行できることが特徴。また、4GBの内蔵メモリが搭載されたほか、マイクとスピーカーが追加され音声の録音・再生が可能となった。最高速度は時速7kmで、最大80cmの高さまでジャンプできる。「Diesel」、「Buzz」、「Marshall」の3モデルで展開し、価格は2万5800円(税抜き)。

「Jumping Night」

「Jumping Race」では、最高速度が時速13kmまで強化されており、オンボードコンピューターの制御により高速でも高い安定性を実現している。ジャンプは最大で75cmとなっており、「Jett」、「Max」、「Tuk-Tuk」の3モデルがある。価格は2万6800円(税抜き)。

「Jumping Race」

「Airborne」は機体重量が54g(外像非装着時)という超軽量の小型ドローンで、空中に投げると自動的に起動する独特のシステムを採用している。こちらもJumpingと同じく2タイプが発表された。「Airborne Night」は「Jumping Night」と同様で、LEDを搭載することにより暗所での飛行を可能とした。最高飛行速度は時速18km、外装非装着時で稼働時間は9分。「SWAT」、「Mac Lane」、「Blaze」の3モデルがあり、価格は1万7800円(税抜き)となっている。

「Airborne Night」

もう一方のタイプである「Airborne Cargo」の特徴はカスタマイズが可能であること。パイロットのフィギュアやブロック玩具などを乗せて、自分のオリジナルドローンを作り上げることができ、最大でおよそ30gまで乗せることができるという。こちらも最高飛行時速は18km、外装非装着時の稼働時間が9分となっている。「Mars」、「Travis」の2モデルが用意され、価格は1万3800円(税抜き)。

「Airborne Cargo」

「Hydrofoil」では、ドローンを船体に取り付けることで、水上移動を実現。水上移動時はドローン部が船体から垂直に立ちあがり、水面から5cmほど浮いた状態で移動する。もちろん、ドローン部を船体から取り外せば、普通のドローンのように飛行させることが可能だ。稼働時間は7分、最高速度は空中時で時速18km、水上時で10kmとなっており、同社は淡水での利用を推奨している。「Orak」と「New Z」の2モデルがあり、価格は2万1800円(税抜き)となっている。

「Hydrofoil」