厚生労働省は7月16日、地方自治体などと連携した地方人材還流促進事業「LO活(ローカツ) プロジェクト」を民間事業者への委託によりスタートする。

地方人材還流促進事業「LO活(ローカツ) プロジェクト」をスタート(画像はイメージ)

人材の東京一極集中を緩和

"LO活"とは、「Local」と「就活(就職活動)」とを掛け合わせた造語。同プロジェクトは、「首都圏と近畿圏の学生などが地方へ就職すること」を就職活動のひとつの選択肢として普及させるとともに、地方への就職を希望する学生などを支援することを目的として実施する。

同プロジェクトでは、人材の東京一極集中を緩和し、地方へ必要な人材を送り込むため、東京に設置している「移住・交流情報ガーデン」や、地方自治体などから地方への移住情報などを収集し、WebサイトやSNS上で提供する。

また、首都圏と近畿圏の大学の学生などに対して、セミナーや個別相談会などを開催。地方への就職を希望する人材を掘り起こし、ハローワークの全国ネットワークを活用した地方の求人とのマッチングにつなげていくという。

7月16日には、厚生労働省、地方自治体、大学などの関係者による協議会「地方人材還流促進協議会」を東京の日経カンファレンスルーム(東京都千代田区)で、23日には大阪のTKPガーデンシティ東梅田(大阪市北区)で開催。地方への人材還流の促進に関する取組方針を説明する。

プロジェクトの実施期間は平成27年7月16日~平成28年3月31日まで。

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