東武鉄道は9日、特別塗装列車「日光詣スペーシア」の第2編成について発表した。運行開始日は7月18日。第2編成は100系(特急スペーシア)のJR線乗入れ対応車両に特別塗装を施し、JR新宿駅からの特急列車に使用される。

東武線内を走行する「日光詣スペーシア」第1編成

「日光詣スペーシア」は日光二社一寺と連携し、浅草・東京スカイツリータウンから日光・鬼怒川地区への誘客や沿線活性化などを目的に運行される。4月18日にデビューした第1編成は、外観カラーを金色、窓枠帯を朱色、ラインカラーを黒色とし、1・6号車の車体側面に「日光詣エンブレム」を掲出。車内の一般席・個室席のヘッドカバーも変更された。同列車は浅草~東武日光・鬼怒川温泉間で当面運行予定とされている。

この第1編成は東武線内のみの運行だが、好評を受けて導入される第2編成はJR線乗入れ対応車両を使用するため、「日光詣スペーシア」のJR線への直通運転が実現することに。第1編成と同様、日光二社一寺の代表建造物をイメージしたカラーリングで、「日光詣エンブレム」も掲出される。加えて6号車の個室席の壁クロスを金色に変更し、「金の個室」として、さらなる特別感を楽しめる演出も行われるという。

「日光詣スペーシア」第2編成を使用する最初の営業列車は、7月18日の臨時特急「スペーシアきぬがわ11号」となる予定。同列車はJR新宿駅を10時7分に発車し、JR線内の池袋駅・浦和駅・大宮駅に停車した後、東武線に入り鬼怒川温泉駅へ向かう。途中の栃木~下今市間にて、利用者へ記念乗車証が配布される。

なお、第2編成の運行開始を記念し、同編成の個室席利用者を対象に記念品をプレゼントする「Dr.コパ監修『金の個室で運気上昇キャンペーン』」を7月18日から8月31日まで実施。「日光詣スペーシア」第2編成の登場にあたり、「東武沿線外のお客さまを含め、より多くのお客さまへ日光・鬼怒川地区のPRを図り、さらなる交流人口の増加・沿線活性化を図ります」と東武鉄道は発表している。

「日光詣スペーシア」第1編成の外観・内装など