米国旅行雑誌「Travel + Leisure(トラベル・アンド・レジャー)」はこのほど、読者が投票する「ワールドベストアワード2015」を発表し、世界の人気都市を決める「ワールドベストシティー」ランキングで京都が2年連続で1位になった。

ワールドベストシティー(2012~2015)

「Travel+Leisure」誌は100万部近い売り上げを誇る月刊旅行雑誌であり、「ワールドベストアワード」は同誌で1995年から始まった読者投票ランキング。世界の観光都市やホテル、クルーズ、旅行会社、航空会社等のカテゴリーに分けて調査を行っている。今回のベストシティーは、風景/旧跡・名所、文化/芸術、レストラン/食べ物、人、買い物、価値の6つの採点ポイントにしている。

2年連続で1位となった京都(日本)は91.22点を獲得し、全都市の中で唯一90点以上となった。以下にはチャールストン(アメリカ、89.84点、前回2位)、シェムリアップ(カンボジア、89.57点、前回4位)、フィレンツェ(イタリア、89.43点、前回3位)、ローマ(イタリア、88.99点、前回5位)が続き、上位5位には2014年と同じ都市がランクインした。

「Travel+Leisure」誌のNathan Lump編集長は、「『Travel + Leisure』誌の読者は世界中を旅しており、求めるものも格段に多い。その中で京都は、素晴らしい景色や豊かな文化、多種にわたる食の楽しみなど、非常に多くのものを提供できる旅行先として際立っており、90点を超える高得点を獲得した。京都が最高の経験をできる場所であることは疑う余地がない」とコメントしている。

ワールドベストシティーとアジアベストシティー(2015)

また、アジアだけをランキングすると、1位が京都(日本)、91.22点)、2位がシェムリアップ(カンボジア、89.57点)、3位がバンコク(タイ、88.91点)で、4位が東京(日本、85.25点)、5位が香港(中国、83.98点)となった。