財務省は8日、2015年6月の対外および対内証券売買契約等の状況(指定報告機関ベース)を発表した。それによると、海外投資家による日本株への投資は5カ月ぶりの売り越しで、売り越し額は2,759億円となった。

国内投資家による海外投資、中長期債の売り越し額は過去最大

中長期債は2カ月連続の売り越しで、売り越し額は1兆677億円。短期債は6カ月ぶりの売り越しで、売り越し額は4兆5,526億円となった。

対内証券投資【非居住者による取得・処分】(出典:財務省Webサイト)

国内投資家による海外投資について見ると、株式投資は7カ月連続の買い越しで、買い越し額は1兆418億円。中長期債は2カ月ぶりの売り越しで、売り越し額は4兆893億円と2005年1月の統計開始以降で最大。短期債は4カ月ぶりの売り越しで、売り越し額は294億円となった。