日本ヒューレット・パッカードは8日、タブレット部とキーボード部が分離合体するデタッチャブルタイプの10.1型2-in-1 PC「HP Pavilion x2 10-n000」シリーズを発表した。直販サイト「HP Directplus」モデルと量販店モデルの2種に、それぞれサンセットレッドとブリザードホワイトの2色を用意。8月下旬の発売予定で、価格(税別)は49,800円前後から。

「HP Pavilion x2 10-n000」シリーズ

サンセットレッド

ブリザードホワイト

「HP Directplus」モデル

キーボード部とタブレット部が分離・合体できる10.1型ハイブリッドPC。「HP Directplus」で販売される直販モデルの価格は49,800円(税別)。タブレット単独やクラムシェルスタイルのほか、タブレット部とキーボード部を反対向きに取り付けるスタンドモード、両者を背中合わせにたたんで使うタブレットモード、キーボード部をスタンドとして立てて使うテントモードなど、多様な使い方ができる。

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ドッキング部はマグネットヒンジと2カ所のドッキングポートで固定されるので、ラッチレスでも安定感ある。キーボードはドッキングコネクタによる物理的な接続となるため、Bluetoothなどのワイヤレス接続より反応性に優れるとしている。キーボード部はノートPCモードで使用したときに軽く傾斜するほか、1.5mmのキーストロークを確保した。タブレット部の両サイドには、Bang&Olufsen製デュアルスピーカーを搭載する。

主な仕様は、CPUがIntel Atom Z3736F(1.33GHz)、メモリがDDR3L-1333 2GB(オンボード)、グラフィックスがIntel HD Graphics(CPU内蔵)、ストレージが64GB eMMC。光学ドライブは搭載しない。OSはWindows 8.1 Update 32bit。

10.1型の液晶ディスプレイは、タッチ対応のIPS方式、解像度は1,280×800ドット。センサー類として、加速度、ジャイロスコープ、デジタルコンパス、周辺光を内蔵してる。バッテリ駆動時間は約10時間45分。

主なインタフェースは、IEEE802.11b/g/n対応無線LAN、Bluetooth 4.0、USB 2.0×2(内1基はType-C)、microHDMI×1、microSDメモリーカードスロット、マイク入力/ヘッドホン出力コンボポート、約92万画素Webカメラなど。本体サイズ/重量は、タブレット部が約W265×D175×H10mm/約600g、キーボード部とのドッキング時が約W265×D183×H16.7~20.0mm/約1.19kg。

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量販店モデル

量販店モデルは、上記「HP Directplus」モデルにオフィスソフトのMicrosoft Office Home and Business 2013を追加モデル。その他の仕様はほぼ共通。店頭予想価格(税別)は65,000円前後。