大日本印刷はこのたび、生活者の情報メディア利用と購買行動の変化を調査・分析する「メディアバリュー研究」で、「第5回 日常生活とギフトの実施状況に関する調査」を実施し、その結果を発表した。
これにより女性は、どの年代においてもギフトを贈っていることが明らかに。その理由として、若年層では誕生日などの特別なイベントを楽しむため、年配層ではお歳暮やお中元、お年賀などの礼儀や挨拶のために贈り物をしていることが分かった。
一方男性は、若い年代でのギフト実施率は低いが、家族が増えていくとともに、ギフトとの関わりが生まれていることが判明した。
また、母の日や父の日のプレゼントに関して、10代・20代の女性では「直接会って渡した」と回答した割合が約8割となったほか、母の日の贈り物として定番となる「花」を贈る割合は低く、ギフトの内容で「自分らしさや感性を表現したい」との回答が他の年代よりも高い。
これに対し同社は、若年層の女性にとっては、母の日や父の日が家族とのイベントの一つとなっている実態が捉えられるとする。
さらに、10代・20代の女性は「人に贈り物をするのが好きな方だ」という割合が25%で、コミュニケーションを重視する若年層にとって、ギフトの機会はコミュニケーションの一部として好意的に活用されているようだと分析した。
なお、同調査の実施期間は、2015年3月27日~30日で、対象者は全国の16~79歳の男女。有効回答数は2,600となる。