グーグルは5日、「明治日本の産業革命遺産」がユネスコの世界遺産に登録されたことを受け、松下村塾など28施設をGoogleマップのストリートビューで公開した。

松下村塾

端島炭坑(軍艦島)

「明治日本の産業革命遺産」は、19世紀末から20世紀初頭に、日本の近代化を牽引した製鉄・鉄鋼、造船、石炭産業に関連する遺産で、現在も稼働する工場を含む23の構成資産からなっている。

今回のプロジェクトは、「明治日本の産業革命遺産」(23構成資産)のうち17構成資産から、新たに23施設を撮影した。既に公開済みだった5施設とあわせ、計28施設をストリートビューで閲覧できる。

新たに公開した「松下村塾」では、通常は立ち入りが禁じられている室内も許可を得て撮影。吉田松陰が授業を行っていた部屋や寝泊まりしていたといわれる屋根裏部屋の写真を公開した。

公開された「明治日本の産業革命遺産」(全28施設)

※は以前から公開済みの施設

1.端島炭坑※
2.松下村塾
3.松下村塾(吉田松陰幽因ノ旧宅)
4.三池炭鉱専用鉄道敷跡
5.三池港
6.三池炭鉱 宮原坑
7.三池炭鉱 万田坑 ※
8.小菅修船場跡
9.旧グラバー住宅 ※
10.高島炭坑
11.三重津海軍所跡
12.三角西(旧)港 ※
13.旧集成館(反射炉跡)
14.旧集成館(機械工場)
15.旧集成館(旧鹿児島紡績所技師館)
16.寺山炭窯跡
17.関吉の疎水溝
18.萩反射炉
19.恵美須ヶ鼻造船所跡
20.萩城下町(木戸孝允旧宅)
21.萩城下町(北の総門)
22.萩城下町(萩城外堀)
23.萩城下町(口羽家住宅)
24.萩城下町(指月山)
25.大板山たたら製鉄遺跡
26.橋野鉄鉱山・高炉跡
27.橋野高炉跡 ※
28.韮山反射炉