7月4日に公開されたアニメーション映画『それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ』が、週末2日間での興行収入8,511万3,700円、動員7万642人を記録し、今週公開された邦画新作の中で1位を記録した。

『それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ』メインイメージ

劇場版『アンパンマン』第27弾となる本作は、魔法のランプの世界が舞台。クリームパンダとコキンちゃんが拾った不思議なランプから、小さな精霊ミージャが出現。3人は魔法のランプの世界に入りこむが、ミージャの腕輪が壊れてもとの世界に戻れなくなり、3人は腕輪を直すため力を合わせて遠い魔法の泉を目指していく。ゲスト声優として、ヒロインのミージャを女優の大島優子、お菓子の魔神と精霊役としてお笑いコンビ・ナイツが出演している。

今回発表された週末2日間の興行収入は、今世紀に公開されたアンパンマン映画史上最高で、昨年の『りんごぼうやとみんなの願い』と比べると119%、一昨年の『とばせ! 希望のハンカチ』と比較すると154,4%。これまでの週末2日間の最高記録は、2012年に公開された『それいけ!アンパンマン よみがえれバナナ島』の動員6万1,765人、興収7,260万3,450円だった。洋画と合わせると『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』、『ひつじのショーン』に続く3位となるものの、邦画においては首位に躍り出て、好調なスタートを切っている。

東宝宣伝部によれば、映画のヒットは「通常のレギュラーアニメよりも、ストーリーが濃厚な劇場版は小学生の子供たちも楽しめ、さらに劇場版27作目とあって子供のころアンパンマンを見ていた層が今お母さんとなり、キャラクターたちのかわいさ、そしてアンパンマンの持つメッセージの深さを再認識し、子供と一緒に家族みんなで劇場へ足を運んでいる」ことが要因になっているという。

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