ゼリア新薬工業はこのほど、PMSと人間関係に関する意識調査「PMS(月経前症候群)が人間関係にもたらす影響」の結果を発表した。調査は6月13日~14日、20~40代の女性1,200名を対象にインターネットで行われた。

月経前にイライラする人は51.3%

「月経前に以下のような精神的・身体的症状を感じますか」

「月経前に精神的、身体的症状を感じるか?」という質問に対して、85.9%の人が何らかの症状を感じており、その症状は1位が「イライラ」(51.3%)、2位が「怒りっぽくなる」(38.5%)、3位が「乳房のはり・痛み」(35.4%)となった。

また、PMSが原因で身近な人に八つ当たりをしたことがある人は55.1%。その後88.6%の人が自己嫌悪に陥っていた。

「PMSが原因で身近な人に八つ当たりをしたことがありますか」(PMSの症状がある人)

「身近な人に八つ当たりをした後、自己嫌悪に陥りましたか」(PMSの症状があり、身近な人に八つ当たりをしたことがある人)

恋人とのけんかが増える人は58.0%

月経前に家族や友人、恋人など身近な人への思いやりが欠けると感じる人は全体の57.4%に上った。相手への思いやりや愛情は通常時の59~40%になると答えた人が最も多い(43.0%)結果だった。

「月経前に家族や友人、恋人など身近な人への思いやりが欠けると感じますか」

「相手に対する思いやり/愛情は通常時と比較してどの程度になりますか」(月経前に身近な人への思いやりが欠けると感じる人)

また、パートナーとのけんかの頻度が増える人は全体の58.0%、またパートナーがいたことのある人の4.4%のカップルが月経前のけんかが原因で破局している。「月経前、周囲への振る舞い方がわたしらしくないと感じるか」という質問には、全体の49.5%が「強く感じる」または「まあまあ感じる」と回答した。

「月経前はそれ以外の時期に比べパートナーとのけんかの頻度はどうなりますか」

「月経前、周囲への振る舞い方が『わたしらしくなくなる』と感じますか」

月経前に職場で八つ当たりしたことがある人は12.8%

PMSが原因で同僚や部下に八つ当たりをしたことがある人は12.8%だったが、逆に職場で周囲の人(上司、同僚、部下)のPMSによる機嫌の変化を感じたことがある人は33.3%にのぼった。

「PMSが原因で同僚や部下に八つ当たりをしたことがありますか」

「職場の上司、同僚、部下のPMSによる機嫌の変化を感じたことがありますか」(就業経験がある人)

また、 7.4%の人がPMSによる仕事上でのトラブルを経験しており、具体的には以下のようなものがあった。

・ミスが多くなる
・集中できずトイレに閉じこもる
・口論が多くなる
・ささいなミスで大げんかになり相手が仕事を辞めてしまった
・体調が悪く仕事がおろそかになる
・八つ当たりし相手にされなくなる
・暴言を吐く
・休職した
・責任のなすりつけ
・被害妄想
・イライラしてお客さまと口論になり契約破棄になるところだった
・口調が強くなる
・慣れている仕事を失敗し八つ当たりをした
・悪質な意地悪をされた
・常に機嫌が悪く、話しかけられない
・理不尽なことで必要以上の叱責を受ける

月経前、家事や育児に影響はある?

「月経前、家事に対する気持ちや行動に変化はありますか」という質問に対し、「やる気がなくなる」が42.4%、「雑になる」が33.3%と続き、月経前は身の回りのことへの気配りや集中力が散漫になることがわかった。

「月経前、家事に対する気持ちや行動に変化はありますか」

また、子どもがいる人にした「月経前、育児に対する気持ちや行動に変化はありますか」という質問では「怒りっぽくなる」が47.5%、「冷たくなる」が15.5%と、月経前は自分で感情をコントロールできず子供に当たってしまう人が半数近くに及んでいた。

「月経前、育児に対する気持ちや行動に変化はありますか」(子供がいる人)

「PMS」の自覚は53.4%

月経前に何らかの精神的、身体的症状を感じている人に対して、「自身をPMSだと認識していたか」という質問をしたところ、「はい」と回答した人は53.4%にとどまった。

「自身を『PMS』だと認識していましたか」(PMSの症状を感じる人)

さらに症状を感じながらそれに対して「特に対策をとっていない」が42.3%という結果となり、月経前の精神的・身体的症状を感じながらそれをPMSだと認識していない、また症状に対する対策もとっていない人が多く存在する現状が浮き彫りとなりました。

「月経前の精神的、身体的症状に対しどのような対策をとっていますか」