Excelで家計簿をつけている人の中には、グラフ機能を使って家計の状況を把握したり、ちょっとした分析を行ったりしている人もいると思います。でもこのグラフのタイトルをいちいち手作業で入力するのは面倒かもしれません。ここでは、表のタイトルとグラフのタイトルを連動させ、グラフのタイトル入力を省力化する方法を紹介します。

グラフタイトルを表示させる方法 (グラフタイトルが表示されていない場合)

そもそもグラフタイトルが表示されていない場合は、タイトルを表示させてみましょう。

Excel 2013では、グラフを選択すると右側に「+」記号 (グラフ要素ボタン) が表示されます。この「+」をクリックすると、グラフタイトルや凡例などを表示するかどうかを設定することができます (Excel 2010ではグラフツールの「レイアウト」タブで設定します)。

「+」をクリックして「グラフタイトル」にチェックを入れると、グラフタイトル用のテキストボックスが表示されます。

グラフの右に表示される「+」をクリックし、「グラフタイトル」にチェックを入れる

表のタイトルとグラフのタイトルを連動させる方法 (セル参照を使う)

グラフタイトルをクリックして自由に文字を入力することもできますが、グラフの基になっている表の方にすでにタイトルが入っているのであればセル参照を使うと便利です。

グラフのタイトル部分をクリックし、数式バーに半角英数でイコールの記号「 = 」を入力します。続けて、参照したいセル (ここではA1) をクリックし、Enterキーを押します。

(1)「グラフタイトル」をクリック→ (2) 数式バーに半角の = 記号を入力→ (3) 参照したいセル (ここではA1) をクリック→ (4) Enterキーを押す

指定したセルの入力内容が反映された

以降は、セルの内容を変更すればグラフタイトルも変更されるので、いちいちグラフ上でタイトルを入力、編集する必要がなくなります。

セルの内容を書き換えるとグラフのタイトルにも反映されます

執筆:よつもと
NPO法人で「MOS (マイクロソフトオフィス・スペシャリスト) 講座対策」等の講師を担当。20年来のThinkPadユーザーだけどMacBookも好き。地下鉄の階段で「もうイヤ」と弱音を吐いたら子供に真顔で「運動してください。そして健康診断に行ってください」と言われたので今年のテーマは筋トレ。インナーマッスルを鍛えよう!

本稿はWindows版の Microsoft Office Excel 2013 (本稿ではすべてExcel 2013と表記) をもとに執筆しています。お使いのExcelのバージョンが異なる場合は適宜読み替えてください。
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