GMOリサーチはこのほど、婚姻歴のある同社モニター2,004名(男性1,000名、女性1,004名)を対象に実施した、「結婚に関する実態調査」の結果を発表した。調査期間は3月27日~31日。

配偶者と出会った年齢は、時代を下るにつれ高い傾向に

「配偶者と出会った年齢」

配偶者と出会った年齢について尋ねたところ、初婚時期が1974年以前の人については、男性約8割が29歳までに、女性約8割が24歳までに出会っていることがわかった。一方、初婚時期が2005年以降の人は、男性は約8割が34歳までに、女性は29歳までに配偶者との出会いを経験しており、男女ともに、時代を下るにつれて出会い年齢が高くなっていることが明らかとなった。また、それぞれの平均年齢を比較したところ、初婚時期が1974年以前の男性は24.2歳、女性は21.3歳に対し、2005年以降の平均出会い年齢は男性29.7歳、女性25.1歳と、4~5歳上昇する結果となった。

出会い年齢の上昇とともに、交際期間が長期化

「平均交際期間の推移(男性)」

続いて、交際開始年齢(同棲期間含む)および結婚年齢から交際期間を算出した結果、男女ともに時代を下るにつれて平均交際期間が長期化していることが判明。初婚時期が1974年以前の男性は、同棲ありで1.00年/同棲なしで1.32年だったのに対し、2005年以降では同棲ありで3.31年/同棲なしで4.60年と、その差は3倍以上となった。

「平均交際期間の推移(女性)」

女性も同様の傾向で、1974年以前は同棲ありで1.31年/なしで1.20年だったのに対し、2005年以降では同棲ありで3.82年/なしで5.51年という結果に。同棲ありで約3倍、同棲なしの場合は4倍以上に長期化していることがわかった。

しかしながら、出会いから交際開始までの期間はほとんど変化していないことから、出会い年齢の上昇とともに、交際期間の長期化が晩婚化を押し進めているといえる結果となった。

結婚を決めたのは「ずっと一緒にいたい」から

「結婚を決めたきっかけ(男性)」

「結婚を決めたきっかけ(女性)」

次に、結婚を決めたきっかけについて尋ねたところ、男女ともに「配偶者とずっと一緒に暮らしたいと思った」「配偶者であれば素敵な家庭が築けると思った」の2項目が、初婚時期に関係なくいずれも2~3割を占めたほか、「結婚適齢期になったと思った」という回答も男女ともに多かった。また、女性においては「結婚適齢期を過ぎてしまうと思った」の割合が年代を経るごとに増加していることがわかった。

さらに、1985年以降は「配偶者との子供を持ちたいと思った」の割合が男女ともに増加しており、2005年以降の初婚層では1割に達した。