楽天ウェディングはこのほど、結婚が決まる前に同棲を開始した全国の20~39歳の既婚男女300名を対象に実施した、「同棲」に関するインターネット調査の結果を発表した。調査期間は5月14日~18日。

過半数が、付き合ってから1年未満で同棲開始

「付き合ってから同棲するまでの期間・同棲してから結婚までの期間」

付き合ってから同棲するまでの期間について調べたところ、最も多かった回答は「6カ月未満(31.7%)」だった。次に多かった回答が「6カ月~1年未満(19.3%)」だったことから、過半数が付き合い始めてから1年未満で同棲を開始していることがわかった。

また、同棲してから結婚するまでの期間についても聞いたところ、こちらも「6カ月未満(21.7%)」が最多となり、次いで「6カ月~1年未満(20.7%)」という結果に。同棲してから1年未満に次の段階に進む人が多いことがうかがえた。

同棲時の間取りは2LDK、2DK、1LDKが人気

「同棲時の新居はどのように決めましたか?」

次に、同棲時に住んだ家の間取りについて尋ねたところ、「2LDK(26.3%)」を筆頭に、「2DK(24.3%)」や「1LDK(14.3%)」が上位となった。2人で住むため、ある程度の部屋数を確保する人が多いよう。また、新居選びにかけた期間は、「2週間~1カ月未満(28.7%)」が最多だった。

新居選びの際、自分の意見を通しておけばよかったと思う点を聞いたところ、男女ともに「家賃(物件の価格)」がトップに。「将来のための貯蓄に回せるので」(37歳/男性)、「もっと安い家賃にしておけば、ほかの部分に回せたから」(29歳/女性)などの意見が目立った。「通勤・通学時間/通勤・通学の便のよさ」と回答した人からは、「短い方が時間を有効に使える」(37歳/男性)、「通勤時間がつらくなってきた」(28歳/男性)といった意見が目立ち、特に男性サイドから多く挙がっていた。相手に譲ったことで「自分の通勤時間がすごく長くなってしまった」(38歳/女性)という意見もあり、お互いの勤務地の中間程度のエリアを選ぶ方がケンカになりにくいと言える結果に。

一方、女性から多く挙がった回答は「利便性(スーパー、病院、公園などの施設に近い)」で、「近くにスーパーがなくて買い物が大変だったから」(39歳/女性)という意見が圧倒的に多かった。さらに女性からは、「日当りの悪さ」についても「洗濯物が乾かないし、湿気の原因にもなってしまう」(29歳/女性)と後悔する声も。家事につながる点については、メインとなり家事を行う女性側の意見を多く取り入れることが大切であることがうかがえる結果となった。

96%が「同棲してよかった」と回答

「結婚前に同棲してよかったか・結婚前の同棲を勧めたいか」

最後に、結婚前に同棲してよかったと思うか尋ねた結果、「そう思う(60.7%)」「どちらかと言えばそう思う(35.3%)」と答えた人は96%に上った。

また、結婚を決めていないカップルに、結婚前の同棲を勧めたいと思うか聞いたところ、91%が「勧めたい」と回答。その理由は、「結婚生活が想像しやすくなる(74.7%)」がトップとなり、次いで、「相手の価値観がわかる(60.1%)」「お互いの食生活や生活習慣を知ることができる(53.8%)」と続いた。一方、勧めたくない理由としては、「結婚したときの新鮮味がなくなる(44.4%)」を筆頭に、「一緒にいるのが当たり前になってドキドキしなくなる(29.6%)」や「一人の時間が持てなくなる(25.9%)」などが上位となった。