お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志と陣内智則がMCを務める芸人ドキュメンタリー特番『下がり上がり』が、3日(深夜0:55~1:55)にフジテレビ系で放送されることが1日、分かった。

司会を務める陣内智則(左)と、松本人志

同番組は、陣内が松本に会ったことのない芸人を紹介するという"ランチ会"がきっかけで実現。ランチ会で紹介された芸人には、腕があるのに活躍できない悩みを抱える者も参加していおり、今回の番組は、松本と陣内が、そんな彼らの悩みや人生に、真摯(しんし)に向き合う内容となる。

悩める芸人として出演するのは、芸歴23年のベテラン、プー&ムー。ボケ担当・おたこぷーが、福岡を中心に絶大な人気を誇り、全てを投げ打って2006年に東京進出したが、現在ではテレビ出演から遠ざかっている。松本・陣内とのトークコーナーで、ツッコミ担当・おさむは、今年結果が出なかったら、家族のために芸人を辞めようと思っていると発言するが、松本と陣内は、どのような言葉をかけるのか。

プー&ムー

トータルテンボス

さらに、こちらも芸歴18年のベテラン、トータルテンボスが登場。2007年の『M-1グランプリ』で2位、『爆笑オンエアバトル』では史上初の3連覇を果たすなどの実績を持っているが、最近では東京のテレビ番組への出演が激減しており、悩みを打ち明ける。

普段は明るい表情で舞台に立つ芸人たちが、奥底に隠している悩みや迷いを告白していく同番組。フジテレビの中嶋優一チーフプロデューサーは、『下がり上がり』というタイトルに「今は"下がっている"状態かもしれませんが、この先、"上がってほしい"」という思いを込めたと明かす。その上で、「いろんな芸人さんを紹介させていただき、その芸人さんには、この番組をきっかけに"上がって"いっていただけたらうれしいです」と今後も放送していきたい意向を語っている。