LINEは6月30日、LINEサービス以外でもソーシャルログインできる「LINE Login Platform」を公開した。

LINE Login Platformは、ユーザーが開発したスマホアプリやウェブアプリケーションの中で、LINEアカウントを使用したログイン機能を組み込むためのプラットフォーム。すでに多くのスマホアプリやウェブアプリケーションがLINE Login Platformを使い、ログイン機能を利用している。

LINE Login Platformのログイン機能を利用したアプリに、同時に最大200人と無料通話が可能になるPopcorn Buzzがある。

ログイン機能を組み込んだ場合の画面

Popcorn Buzzの画面に「Log in with LINE」というボタンを配置。ユーザーがボタンをタップした際に、LINE Login Platformのログイン機能を呼び出す仕組みだ。ユーザーが端末にLINEアプリをインストールしていれば、次の画面に表示される同意ボタンをタップすると、ログインが完了する。

また、スタンプや着せ替えを販売しているLINE STOREもLINE Login Platformのログイン機能を利用している。LINE STOREのようなウェブアプリケーションでLINE Login Platformを使う場合、ユーザーがあらかじめLINEアプリ内で登録したメールアドレスとパスワードを入力する画面が表示される。さらにスマホアプリで利用したように同意画面でユーザーが同意ボタンを押すとログインが完了する。スマホアプリと同様に、ウェブアプリケーション側で独自にアカウントを発行する仕組みを開発する必要はない。

LINE Loginを使ってサービスにログインした場合、サービスはユーザーの同意のもと、基本的なユーザー情報を連携できる。連携できる情報は、「LINEで設定された名前」「LINEで設定されたプロフィール画像」「LINEで設定されたひとこと 」「LINE上の内部的な識別子」だ。なお、LINEの友だちの一覧、グループ情報などは連携されない。

LINE Login Platformの活用により、LINEユーザーは簡単にサービスにログインできる。これにより、サービスのユーザビリティが高くなると予想される。また、LINE Login Platformを組み込んだサービスでLINEユーザーの手軽なログインが可能になれば、そのサービスの利用者数が増加につながることが予想される。

LINE developersサイトでは、LINE Login Platformを利用する際必要な各種登録作業や設定作業を行う管理画面も提供している。