東芝は30日、近接無線転送技術TransferJetを搭載したSDメモリカードを発表した。発売日は7月31日で、ラインナップは16GBモデル(SD-TJA016G)のみ。価格はオープンで、店頭予想価格は税込7,000円前後。
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SD-TJA016G |
TransferJetは、対応機器を近づける操作で内部データを転送できる近接無線転送技術。実効スループットは最大375Mbpsと高速で、例えば1分のハイビジョン動画データ(約128MB)を約3秒で転送できる。
今回発表されたTransferJet内蔵SDカード「SD-TJA016G」は、スマートフォン・タブレット・PCなどのTransferJet対応機器にかざすことで、内部のデータを対応機器に転送できる。汎用のSDカード規格に準拠しているため、例えばデジタルカメラに挿入したまま、撮影データや動画コンテンツの転送などが可能。
送信方法は、「一括送信」と「選択送信」の2種類。一括送信では、過去に送信したことのない写真や動画のみを自動で判別して送信する。また、選択送信では、デジタルカメラ側で写真を選択して送信でき、選択写真を複数の対応機器に送信できる。
本体サイズはL32.0×W24.0×T2.1mm、重量は約2g。SDスピードクラスは10。以前から展示会などで試作品を公開してきており、5月18日に開催された富士通の携帯電話・PC発表会では、TransferJet搭載SDカードが今夏に発売されることが明かされていた。
