レノボ・ジャパンは30日、ThinkPad向け周辺機器の新モデルとして、重箱のように盾に積み重ねられる「ThinkPad Stack」を発売した。1TB HDDとワイヤレスルータ、10,000mAhのバッテリ、Bluetoothスピーカーを組み合わせて利用する。すべてのコンポーネントがセットになった「ThinkPad Stack プロフェッショナルキット」の価格は税別39,500円。

ThinkPad Stack

「ThinkPad Stack」は、1TB HDDとワイヤレスルータがセットになった「ThinkPad Stack ワイヤレスルータ/1TBハードドライブキット」、「ThinkPad Stack Bluetoothスピーカー」、モバイルバッテリ「ThinkPad Stack 10,000mAhパワーバンク」で構成された周辺機器。

各コンポーネントはポゴピンで接続する

各コンポーネントはポゴピンとポゴパッドで接続し、ケーブルを使用することなく電源を共有することができる。本体にマグネットを備え、積み重ねる際にもネジなどは必要としない。

ThinkPad Stack ワイヤレスルータ/1TBハードドライブキット。セットでの販売だが、コンポーネントそのものは分離できる

「ThinkPad Stack ワイヤレスルータ/1TBハードドライブキット」は、IEEE 802.11 a/b/g/n/acに対応した無線LANルータと1TB HDDの2種類からなる。ワイヤレスルータ側には10BASE-T/100BASE-TX対応有線LANポートを搭載し、外出先で有線LANしかない場所でもWi-Fiアクセスポイントとして最大5台までの機器を接続できる。また、専用のアプリケーションを利用して、Wi-Fiに接続したデバイス間でデータの共有が行える。

本体サイズと重量は、ワイヤレスルータがW136×D76.8×H16mm/138.5g、1TBハードドライブがW136×D76.8×H14mm/211.6g。

ThinkPad Stack Bluetoothスピーカー。ノイズキャンセルマイクも備える。ボリュームやミュートのボタンも搭載し、操作できる

「ThinkPad Stack Bluetoothスピーカー」は、Bluetooth 4.0に対応したワイヤレススピーカーで、出力は2W+2W。ノイズキャンセルマイクも備え、外出先から会議に参加するといったこともできる。本体にバッテリを備え、単体で8時間の駆動が可能となっている。インタフェースはUSB 2.0、3.5 AUX-inポート。

本体サイズと重量は、W136×D76.8×H28mm/242g。

ThinkPad Stack 10,000mAhパワーバンク

「ThinkPad Stack 10,000mAhパワーバンク」は、定格容量38Whのモバイルバッテリ。ポゴピンにより、「ThinkPad Stack」の各コンポーネントへ給電するほか、2基のUSB 2.0ポートを備え、それぞれ1Aの出力も可能。

本体サイズと重量は、W136×D76.8×H16mm/250g。

各コンポーネントの組み合わせは自由で、例えば「ThinkPad Stack Bluetoothスピーカー」と「ThinkPad Stack 10,000mAh」を組み合わせて長時間駆動させるといった使い方や、「ThinkPad Stack ワイヤレスルータ/1TBハードドライブキット」と「ThinkPad Stack Bluetoothスピーカー」を組み合わせてストレージに保存した音楽を外出先で楽しむといったことも可能となる。

すべてのコンポーネントがセットになった「ThinkPad Stack プロフェッショナルキット」に加えて、各コンポーネント単体でも販売する。それぞれの価格は、「ThinkPad Stack ワイヤレスルータ/1TBハードドライブキット」が税別27.000円、「ThinkPad Stack Bluetoothスピーカー」が税別11,000円、「ThinkPad Stack 10,000mAhパワーバンク」が7,500円。