人気のワックスペーパーですが、なかなかお気に入りの柄や大きさのものが見つからず残念な思いをしたことはありませんか? このワックスペーパー、実は自作することができます。オリジナルのワックスペーパーでラッピングや名刺、ブックカバーなどを作ってみましょう!

用意するもの

ワックスペーパーとは、蝋 (ろう) やパラフィン (炭化水素化合物の一種) などをしみ込ませ、耐水性・耐湿性をもたせた紙のことです。このワックスペーパーの自作に必要な材料は、100均の仏壇用ろうそく (細い方が砕きやすいです)、クッキングペーパー (ここでは幅が広いコストコのパーチメントペーパーを使用) 、アイロン、アイロン台、蝋引きする紙 (今回はクラフト紙とコピー用紙を用意)です。

ろうそく、クッキングペーパー、アイロン、アイロン台、蝋引きする紙を用意します

蝋引きに適した紙は、まずは何といってもクラフト紙! またコピー用紙も、蝋引きすることでトレーシングペーパーのような "味" が出ます。好きな柄や文字をプリンターで印刷して蝋引きすれば、オリジナルのワックスペーパーができます。クラフト用紙やコピー用紙のほかにも、事務用の茶封筒やクラフト紙の袋、洋書のペーパーバックで使われているような安価な (表面がザラザラした) 紙もオススメです。

作り方

アイロン台にクッキングペーパーを二つ折りにしたもの (なるべく大きい方がいいです) を置き、間に蝋引きする紙と砕いたろうそくをはさみます。

クッキングペーパーの間に蝋引きする紙とろうそくをはさみます

低温で熱したアイロン (スチームはオフにする) で蝋をゆっくり溶かし、全体に行きわたるように力をかけて蝋を伸ばします。その際、溶けた蝋がクッキングペーパーからはみ出さないように注意してください。

アイロンで伸ばします (蝋が染みたところは色が濃くなります)

蝋が染み込んだ部分は色が濃くなります。蝋が染みていないところはには、再度蝋を乗せてアイロンをかけます。全体に蝋が行きわたればできあがりです (やけどにご注意ください)。

染みていないところは、蝋を足して再度アイロンで伸ばします

完成したのがこちらです。それぞれ、蝋引き前と蝋引き後の紙を比べると、"透け感" が出ているのがわかると思います。

蝋引き前 (それぞれ左側) と後を比べてみてください

今回は、できあがったワックスペーパーをラッピング用紙やブックカバーにしてみました。A4サイズの紙でしたら、文庫や新書サイズのブックカバーを作ることができます。

自作したワックスペーパーをラッピング用紙やブックカバーにしてみました

こちらは100均の角底バッグ (クラフト紙) を蝋引きしたものに多肉植物を入れてみました。水をはじくので多少濡れても大丈夫です。

多肉植物を入れてみました

アイロンがけのついでに作ってみるといいかもしれませんね。

※自作したワックスペーパーは直接食品が触れることのないようご注意ください。

執筆:YUM
中学3年生の息子に身長を追い抜かれてから、上から目線に悔しい反面、成長を目の当たりにしてうれしい日々を過ごしています。趣味はDIY、クラフト全般……と、手を動かすことが大好き! 現在自宅をセルフリフォームするべく画策中です。

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