JR西日本は、北陸デスティネーションキャンペーンに合わせて10月から運行開始予定の七尾線観光列車「花嫁のれん」のロゴと内装デザインを公表した。

七尾線観光列車「花嫁のれん」ロゴ

七尾線観光列車「花嫁のれん」内装イメージ。左は1号車、右は2号車

「花嫁のれん」のロゴは、石川の伝統工芸である加賀水引で、末長い縁を願う「淡路結び」を表現したデザインに。互いの輪が結び合う形に、北陸への旅が仲良く和やかで楽しいものになるように願いを込めたという。すべての文字が切れずにつながるロゴタイプは、人と人、心と心を結ぶ列車を表現している。

2両編成のうち、1号車は8つの半個室と物販スペースを設け、ゆったりとくつろぎの旅を楽しめる空間に。通路は日本庭園の飛び石をイメージしたじゅうたんを敷き、各部屋はそれぞれ石川県繊維協会の協力で選定した友禅のオールドコレクションをあしらった空間とする。

2号車は催し物を実施できるスペースを用意し、にぎやかに旅を楽しめる空間を演出。通路は流水のイメージ、椅子は紅色の生地と背面の木の格子が特徴的なオリジナル回転椅子とする。内装は伝統的に使用される輪島塗の図柄を表現。車両全体で北陸の和と美を感じ、満喫できる列車になるという。観光列車「花嫁のれん」は10月以降、土休日や多客期を中心に金沢~和倉温泉間を1日2往復、年間150日程度運行する予定。