いすみ鉄道「キハ20-1303」新型車両は国鉄一般色! いすみ200型置換え完了へ

いすみ鉄道はこのほど、社長ブログにて新型車両「キハ20-1303」の導入について発表した。いすみ300形2両、いすみ350形2両に続く5両目の新型車両で、老朽化しているいすみ200型と置き換える。

新型車両「キハ20-1303」は、性能や車体構造、クロスシート・トイレ付きの内装はいすみ300形と同一だが、「顔」などの車体外部はいすみ350形の特徴を持つユニークな車両。現在は土休日のみ運転の「キハ」にいつでも乗れるように、「キハ20」の形式を命名し、国鉄一般色と呼ばれるオレンジ色とベージュのツートンカラーで車体を塗装している。

今後の平日運用は新型車両5両体制となり、うち1両が新型車両「キハ20-1303」に。平日の普通列車にも「キハ」が頻繁に走るようになり、平日・土休日を問わず「キハ」に乗ることが可能になる。

現在は各種試験と試運転を行っており、国土交通省への確認申請を経て運転開始となるが、新たな形式であるため、手続きには時間を要する見込み。新型車両の導入をもって、いすみ200型の置換えは完了となる。置換え対象となるいすみ200型206号については、「今の時点では未定ですが、いすみ鉄道の歴史を作ってきた車両として、自社で保存ができればよいと考えています」と社長自らブログに記している。