横浜市は、横浜の新たなクリエイティブ拠点として、「YCC ヨコハマ創造都市センター」をオープンする。オープン日は6月30日。

「YCC ヨコハマ創造都市センター」外観(左)、内観(右)

同施設は、1929年に建設された歴史的建造物「旧第一銀行横浜支店(一部復元)」を用いた、横浜市が推進する「クリエイティブ・シティ構想(創造都市構想)」の拠点施設。1階はカフェ&ギャラリー「カフェオムニバス」(11:30~22:00)、2階がシェアオフィス「コワーキングスペース キャンバス」(9:00-22:00)、3階が3Dプリンター、レーザーカッターなど備えたものづくりスペース「ファブラボ・ベータ・馬車道」(毎週木曜日11:00-17:00)となっている。

また、この施設では、デザインやアートなどのクリエイティブ分野と、産業・経済・地域を結びつけ、個人から企業、また子供から年配の人々まで幅広く利用できる事業やプログラムを実施。同時に、横浜の産業振興・地域活性へと繋げていく役割を担うという。

「コワーキングスペース キャンバス」内観イメージ

なお、オープンに際して複数の展示・イベントを実施。造形作家の高橋士郎によるバルーン作品と現代美術作家の今井俊介によるアートワークを展示する「ふわふわ!カラフル!馬車道に突如出現!」(6月30日~7月20日)、デザイナー・NOSIGNERとYCCのコラボレーションによるインスタレーション展示「クリエイティブ市民のための6つの手引き」、トラフ建築設計事務所・禿真哉氏らが登壇するクロストーク「建築未満家具以上で公共をつくる」などが行われる。いずれの催しも参加費は無料。詳細は同施設のWebページにて。