ソニーは6月26日、1型の積層型CMOSセンサーを搭載した高倍率ズームカメラ「RX10 II」(DSC-RX10M2)を発表した。8月7日の発売を予定している。価格はオープンで、推定市場価格は税別160,000円前後。

RX10 II

サイバーショットシリーズの高級コンパクト高倍率ズーム機「RX10 II」は、同時発表の「RX100 IV」とともに世界で初めて、メモリーを一体化した1型積層型CMOSセンサー「Exmor RS」を搭載(有効2,010万画素)。

データの読み出し速度を従来の5倍に高めたほか、40倍・960fpsのスーパースローモーション動画撮影、歪みを抑えた1/32,000秒のアンチディストーションシャッター、全画素読み出しの4K動画撮影機能(QFHD 3,840×2,160/25p、最長29分まで)などの実現にも寄与している。

また、フルHD動画を撮影しながら、約1,700万画素の静止画を同時に撮影することも可能。オートデュアル記録機能により、フルHD動画撮影中にカメラまかせで自動的に静止画撮影を行うこともできる。

RX100 IVが搭載する新型センサー(左)と従来のセンサーを比較。裏側にDRAMチップを搭載していることが一目でわかる

レンズはズーム全域F2.8通し、光学8.3倍・24-200mm(35mm判換算)の「ZEISS Vario-Sonnar T*」。EVFは約236万画素の有機EL式。ファストインテリジェントAFを進化させ、最短0.09秒のAF性能を実現している。ISO感度は標準でISO100~12800、拡張で64~25600の対応。

ズーム機能は光学8.3倍。左の写真がワイド端(24mm)、右の写真がテレ端(200mm)の状態。絞り開放値はズーム全域でF2.8

バッテリーは、ファインダー使用時で約400枚、液晶モニター使用時で約360枚の静止画撮影が可能(CIPA基準)。動画はファインダー使用時、液晶モニター使用時とも約65分撮影できる(同)。ただし、4K動画については前述のように最長29分までの制限がある。本体サイズはW129.0×H88.1×D102.2mm、重量は813g(バッテリーとメモリースティック PRO Duo含む)。防塵防湿設計となっている。

手に取るとこのようなサイズ感

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