DxOは6月18日(米国時間)、iPhoneやiPadとLightning接続して使用するカメラ「DxO ONE」を発表した。発売は2015年第4四半期で、直販価格は79,900円。

iPhoneに接続したDxO ONE

DxO ONEは2,020万画素の1型CMOSセンサー(裏面照射型)を搭載するiOS端末用のカメラユニット。32mm相当(35mm判換算時)で開放F値1.8のレンズを搭載する。Lightning端子を持つiOS端末を接続し、iPhoneやiPadなどのディスプレイをファインダーとして利用(単体でも撮影自体は可能)。無料の専用アプリから絞りやシャッタースピード、ISO感度を設定可能だ。自動モードのほか、シャッター優先、絞り優先、マニュアル撮影モードを用意する。

アプリの表示イメージ

DxO ONEにセットしたmicroSDメモリーカードだけでなく、iOS端末側のカメラロールに直接静止画や動画を保存可能だ。動画は1080p/30fpsまたは720p/120fpsでの記録に対応する。

主な仕様は、撮像素子が有効2,020万画素の1型CMOSセンサー(裏面照射型)で、対応感度がISO100~ISO51200、シャッター速度が1/8,000秒~15秒。最短撮影距離が20cm。レンズは焦点距離11.9mm(35mm判換算時:32mmに相当)、開放絞りがF1.8、最小絞りがF11、絞り羽根枚数が6枚。記録フォーマットはJPEG、RAW(DNG、Super RAW)、MOV(H.264)。Super RAWでは、連写した4枚のRAW画像を1枚に重ね合わせてノイズを低減する。

充電はmicroUSBポートから行う。最大撮影枚数は約200枚だ。本体サイズはW48.85×D26.25×H67.5mm、重量は108g。製品には期間限定で写真編集ソフト「DxO OpticsPro」と「DxO FilmPack」のElite版がライセンスフリーで付属する。

対応するiOS端末はiPhone 5/5c/5s/6/6 Plus、iPad Air 2、iPad mini 3、iPad Air、iPad mini 2、iPad(第4世代)で、対応OSはiOS 8以上。