富士通エフ・アイ・ピー(富士通FIP) と凸版印刷は6月19日、ハローズが開始する独自の電子マネー・サービスである「ハロカマネー」向けに、「サーバ管理型電子マネーサービス」を提供すると発表した。ハロカマネーは6月19日から広島県福山市のハローズ新涯店で利用可能であり、2016年3月までに全店舗で利用可能になる予定という。

ハロカのイメージ

ハローズは、岡山県・広島県・香川県・愛媛県・徳島県・兵庫県に24時間営業のスーパーマーケットを展開しているが、これまで同社店舗では決済方法として現金と商品券しか選択できなかった。

今回のサービス開始によりハローズは、利用客の現金支払いにおける煩わしさを解消し、レジ清算のスピードアップを図るという。

ハロカマネーはチャージ型の電子マネーであり、既存のポイントカードである「ハローズカード」と同様に利用額に応じたポイント・サービスも利用できる。実際の利用には、ハローズカードとハロカマネー双方の機能を併せ持つ、新たなプラスチック型カードである「ハロカ」の発行が必要となる。既にハローカードを持っている利用者は、現在のポイントをそのまま引き継げる。

ハロカマネーで採用した同サービスは、富士通FIPと凸版印刷が共同で開始した、ギフトカードの残高管理を行う「ギフトカードASPサービス」を利用したもの。情報セキュリティ格付で決済サービスとしては初という最高位「AAAis」を取得した他、ISO/IEC27001など各種国際認証を満たすとしている富士通FIPのデータセンターで運用する信頼性の高いサービスとして、既に120社を越える企業に導入実績があるとのことだ。