東京メトロと東武鉄道は17日、東京メトロ日比谷線・東武スカイツリーラインで相互直通運転を行う新型車両の形式と基本仕様を発表した。東京メトロの新型車両は13000系、東武鉄道の新型車両は70000系とされ、2016~2019年度にかけて導入を進める。

東京メトロ新型車両13000系

東武鉄道の新型車両70000系

東京メトロ日比谷線は中目黒~北千住間を結び、現在は北千住駅から東武スカイツリーラインと相互直通運転を行う(東急東横線の相互直通運転は2013年3月に終了)。東京メトロ・東武鉄道は昨年4月、新たに4扉車両を導入して現在の3扉・5扉車両が混在する状況を解消し、新型車両の導入が完了し次第、日比谷線全駅にホームドアを設置すると発表していた。

東武鉄道70000系の車内装備イメージ

現行車両は18m車両8両編成だが、新型車両は東京メトロ13000系・東武鉄道70000系ともに20m車両7両編成に。基本仕様を共通化し、車両機器や車内の主要設備も統一される。車内に58.0kWの冷房能力を持つ冷房装置が導入され、1人あたりの座席幅を拡張してクッション性も改良。座席横仕切りを大型化して透明な強化ガラスを取り入れ、連結面や荷棚にも強化ガラスを採用。利便性・快適性の向上を図る。

車端部の全座席を優先席とするほか、車いす・ベビーカー利用者や手荷物の多い旅行者らに配慮し、フリースペースを全車両に設置。17インチワイド液晶の車内表示器が各ドア上部に3画面ずつ搭載され、乗換案内・駅設備案内(多言語対応)の他にニュースや天気予報も提供するという。永久磁石同期モーター(PMSM)を採用し、従来車両(東京メトロ03系・東武鉄道20050型)と比べて駆動系消費電力量を約25%削減するなど、環境負荷低減にも努めた。

東京メトロ13000系は歴代の3000系・03系を踏襲しつつ、近未来的な形状アレンジを加えたデザインに。東武鉄道70000系では、現行の日比谷線直通車両のコンセプトカラーであるロイヤルマルーンから赤・黒の2つの原色に再精製し、先鋭的なカラーリングに昇華させた。ともにこれまでの日比谷線直通車両のイメージを一新した車両となる。