Fablicはこのほど、運営するフリマアプリ「フリル」を利用する1,675名を対象に実施した、「結婚式」に関する調査結果を発表した。調査期間は6月3日~8日。

約5割が、予算オーバー

「予算オーバーの3つのパターン」

調査ではまず、結婚式を挙げた709名を対象に困ったことについて質問したところ、困ったことが「無い」と答えた人は22.3%だった。多くの場合で困ることが発生するようだが、中でもおよそ半数(48.9%)が「式全体の予算オーバー」で困ったことがあると回答した。

なぜ、予算オーバーとなってしまったのか教えてもらったところ、「見積もりの衣装代や食事、引き出物代等は最低ランクの計上しかされていないので、結局100万円以上見積もりから上がった」「見積もりの時点で250万円ほどだったが倍近くかかってしまった」「式場下見の時点での見積もりは75名315万ほどでしたが、ふたを開けてみれば480万ほどで、最初の見積もりには載っていないでも確実に必要な事がたくさん有り、驚き、困りました」「標準の料理がダメすぎてカスタマイズしたのですが、金額が高く妥協しながらも満足いただける料理を選択するのが大変でした」など、見積もりについてのコメントが多数寄せられた。

また、「持ち込み料」に関する認識の甘さも目立ち、「ドレスを持ち込みしたが、持ち込み料10万円もとられてしまった」「持ち込み料が一個につきいくらとあるのは知らなかった」とのこと。そのほか「8割以上が遠方からのゲストで、お車代とホテル代だけで100万近くしたこと」「関西に嫁いだため、私(新婦)側の友人全員関東から招待しました。そのため、お車代や宿泊費をどうするかなど一番困りました」など、ゲストの車代と宿泊費に想定外の費用がかかってしまったケースも見受けられた。

76.73%が、「結婚式を友達に手伝ってもらった」と回答

「結婚式について何か協力してもらったものはありますか?」

続いて、結婚式について、友達に何らかの形で協力してもらったか尋ねたところ、76.73%の人が「ある」と回答。その内容について教えてもらった結果、最も多かったのは「写真・ビデオ撮影(44.99%)」で、「ペーパーアイテムは全て旦那が、ブーケは母が、ビデオは友人が撮ってくれました」「友人が撮影してくれて、とても自然な良い写真が撮れていた」といった声が寄せられた。次いで、「ウエルカムボード(28.49%)」「ブーケ(16.50%)」と続き、いずれも、家族や友人などに作ってもらったというケースが目立った。

そのほか、「旦那さんのお母さんにアクセサリーを作ってもらい、友人にネイルをしてもらった」「ウェディングケーキを手作りしてもらいました。 両親の分も♪」「席札は友達に作ってもらったので費用はかからなかった」など、製作物を知人に頼む人が多かった。

一方、手伝いを頼まれた人からは、「大変だったが喜んだ顔が今でも忘れられません。手伝って良かったと思います」「サプライズで、友人にプリザーブドフラワーで作成したリングピローを作ったところ、予想外に喜んでくれて、作ったこちらがうれしかったです」「職場の先輩に頼まれて後輩と二人で作成。手芸屋さんのABCマートや百円均一で材料を購入したが、すごくかわいくできて先輩も大喜びしてくれた」「4人でカップケーキ100個とホールケーキをつくり、4段のウェディングケーキを完成させました。新郎新婦はもちろんパーティーに来ていた方たちにも大変喜ばれました」と、手伝う側もうれしい様子がうかがえるコメントが多数寄せられた。

女性8割超が、「衣装は妥協できない」と回答

「結婚式で妥協できないもの」

次に、結婚式を挙げた経験の有無に関わらず1,675名の女性を対象に、結婚式で妥協できないものを尋ねたところ、1位は「衣装(82.27%)」だった。2位となった「式場(65.37%)」を15%以上も次に、結婚式を挙げた経験の有無に関わらず1,675名の女性を対象に、結婚式で妥協できないものを尋ねたところ、1位は「衣装(82.27%)」だった。2位となった「式場(65.37%)」を高いことから、女性にとってウェディングにおける「衣装」の重要度の高さが伺える結果となった。

一方、優先順位が下位となったのは「式の日程(19.46%)」「ウエルカムボード等の小物(21.61%)」「装花・テーブルコーディネート(25.07%)」で、妥協できるのは日程や装飾品であることが浮き彫りとなった。